2005年12月06日
インストラクショナルデザイン総論実証実験
来年の本学で実施するeラーニング専門家育成プログラム(現代GP)の実証実験が、明後日、日付の上では明日からに迫ってまいりました。
準備は、入念に行ってきたつもりですが、なにぶんものすごいスピードで過ぎていった日々だったので、まだまだ穴が見つかります。最後の最後まで、その穴をどうつぶして行くのかが勝負です。もちろん、今回は実験です。しかし、この実験のクオリティが本番授業のクオリティを決めるといっても過言ではないでしょう。形成的評価をばっちりやってきます。
今回、私はこの授業の実質的な開発担当とインストラクショナルデザイナーを担当しています。いろいろとアイデアを詰め込んだのはいいのですが、そのアイデアがゆえに工数が多くなっています。これは仕方ないですね。
さて、こうした作業をしていて思うのは、どれだけ問題が発生するのだということです。そのたびに、計画が悪かったのか?あるいはそのプロセスが間違っていたのかなどを省みています。むしろ、こうした問題を解決することが仕事の大半の気さえします。
よく、問題が起こると人のせいにする人がいますが、もしそういう人がインストラクショナルデザイナーだとしたら、その人は偽者だと思います。なぜなら、プロであるなら誰もが解決していない問題を解決するためにいると思うからです。
市販薬で直るのならば、医者には行きません。自分で耐震設計ができるのであれば、専門家を雇いませんし、チェックができるのであれば、チェック機関を作りません。人にできないことをやるのがプロです。そのプロの仕事の中には、誰も解決したことのないもの。つまり教科書に載っていないものがたくさん出てくるはずです。それをいかに適切に解決できるのか。それこそがプロがプロたるゆえんなのではないかと思っています。
そうだとすれば、プロフェッショナルなインストラクショナルデザイナーは、授業や教材を作成するというよりは、いかに問題を解決するのかということに帰着するのではないかななんて思っています。
それでは、僕はまだまだ未熟なので、問題が山積みです。5時前になっても外は明るくなってきません。もう冬ですね。
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コメント
1. 投稿者 Masato : 2005年12月11日 07:52[RES]
「授業や教材を作成するというよりは、いかに問題を解決するかということに帰着する」に深く同意します。授業体験をふりかえって、今わかってきたことは質問を変化させると答えが変化すること。学びとは問うことであったのか!テストされる側からテストする側にいつのまにか変身してしまうことが卒業なのか?
2. 投稿者 hashimoto@トロッコ蜜柑
: 2005年12月14日 19:06[RES]
質問することは、教育学では発問と言っていますね。教師の重要なスキルのひとつですね。
さて、僕自身は仕事には優劣はないと思っていますが、現実には給料などで差がついています。その差がなにに起因するものなのかを考えたときに、人にできないことがどれだけできるのかということではないかと思っています。
ひとつには、人がやりたくないもの。もうひとつは、難しいものだと思います。
インストラクショナルデザイナの場合、前者ではないと思うので、後者、つまり無理難題をどう攻略するのかが重要なのかななんて思っています。
もちろん、想像です。
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